生徒会の甘い罠
…………現地に来てドキドキが止まらなくなってきたのに…………。


どうしてこんな大切な日なのに…………。


私は隣のベンチに腰掛ける瀬良様を目撃してしまうことになるんでしょう。


「あら、お久しぶりだね~」


もう最悪だあ。


あからさまにシカトしてみた。


「そっかデートか。頑張ってくれたまえ」


さすがにメイクしてたら瀬良さんでもバレるか。


「何しに来たんですか?あたしの監視ですか?」


「ひどいこというなよ。ちゃんとした仕事だよ」


「ちゃんとした仕事ですかあ」


「校長先生か教頭先生に夏休み明け何か言われてない?ワシはそれに関係する仕事今してるから。今から中に入るけど、デートの邪魔はいたしませんのでご安心ください」


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