進メ!




「・・・・・・大丈夫か」



不意に声が掛けられた。


落ち着いた、低い声。



やっぱりどこか眠そうだ。




暗闇のせいで顔はよく見えない。


でも、金色に光る目だけは、よく目立って見えた。



今にも閉じられそうな瞳から、黄金色の輝きがこぼれて見える。



私の体からようやく、ふっ、と力が抜けた。





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