進メ!





大丈夫です、ありがとうございました。



そうお礼を言おうとしたけれど、言えなかった。



歯の根が合わない。



喉が凍りついてしまったかのように、声が出せない。




ならせめて立ち上がろうとするも、上手くいかない。


足が笑ったようにがくがく震えるだけで、一向に力が入らない。




骨身も凍るような寒さが、私の体を支配していた。





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