進メ!




光に照らされて、男の顔がはっきり見える。



眉根が不機嫌そうに寄せられていた。



それを見て、私は大人しくベンチに腰掛けることにした。



鋭い金色の瞳が、まるで野生の肉食獣のように思えたから。




か弱い子羊の私くらい、いつでもぺろりとやれてしまいそうな、そんな強者の風格がその全身に漂っていた。



< 19 / 71 >

この作品をシェア

pagetop