進メ!





男の人に抱え上げられているのだ、と頭が理解するのに数秒かかった。


しかも、お姫様抱っこの要領で。



「ちょっ、はなして・・・・・・」


「おい、暴れんな。落ちるぞ」



顔が真っ赤になって、その後男に触れていることに気付き、真っ青になる。



すぐに脱出しようともがくが、無駄だった。



男はびくともせず、私を路地裏から連れ出す。




そして、街灯の向かいのベンチに、ゆっくりと降ろした。




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