フェアリーテイルを夢見てる
そういえばここに来たばかりの頃、まさしくその状況を故意的に作り出すべく、巧さんが「絵本」というものを読んで下さいました。
手がけていた案件が思いの外スムーズに次々と決着し、比較的早めに帰宅できる日が数週間続いた時期があったのです。
その際巧さんはご実家に顔を出し、偶然、納戸の中で妹さんが小さい時に読んでいたという絵本を見つけ、持ち帰って来たのです。
「この本ではないけど、僕も昔母に読み聞かせをしてもらっていたんだよ。とてもぐっすりと眠れるんだ。ぜひ君にも体験してもらいたい」
そう言いながら、巧さんはいそいそと眠る体勢に入っていた私の傍らに腰かけ、その絵本を読み始めたのです。
最初は『本当かしら』と思っていた私でしたが、あら不思議。
巧さんが朗読を始めて間もなく、私の意識はす~っと遠くなり、気付いた時には次の日の朝を迎えていたのです。
かなり深く良質な眠りだったらしく、この上なく爽快な目覚めでした。
最初のうちは途中で眠ってしまっていましたが、だんだんと言葉の意味、つまり物語の内容が分かるようになって来ると、続きが気になって、最後まで頑張って起きているようになりました。
だって、「絵本」てとても夢があってドラマティックで、ハラハラドキドキワクワクするんですもの。
いくつか読んでもらいましたが、私の一番のお気に入りは『人魚姫』というお話です。
手がけていた案件が思いの外スムーズに次々と決着し、比較的早めに帰宅できる日が数週間続いた時期があったのです。
その際巧さんはご実家に顔を出し、偶然、納戸の中で妹さんが小さい時に読んでいたという絵本を見つけ、持ち帰って来たのです。
「この本ではないけど、僕も昔母に読み聞かせをしてもらっていたんだよ。とてもぐっすりと眠れるんだ。ぜひ君にも体験してもらいたい」
そう言いながら、巧さんはいそいそと眠る体勢に入っていた私の傍らに腰かけ、その絵本を読み始めたのです。
最初は『本当かしら』と思っていた私でしたが、あら不思議。
巧さんが朗読を始めて間もなく、私の意識はす~っと遠くなり、気付いた時には次の日の朝を迎えていたのです。
かなり深く良質な眠りだったらしく、この上なく爽快な目覚めでした。
最初のうちは途中で眠ってしまっていましたが、だんだんと言葉の意味、つまり物語の内容が分かるようになって来ると、続きが気になって、最後まで頑張って起きているようになりました。
だって、「絵本」てとても夢があってドラマティックで、ハラハラドキドキワクワクするんですもの。
いくつか読んでもらいましたが、私の一番のお気に入りは『人魚姫』というお話です。