フェアリーテイルを夢見てる
田河さんが私をヒョイ、と抱き上げた瞬間、思わず悲鳴を上げて暴れてしまったのです。
「あ、バカ。やめろ。嫌がってるじゃないか」
その時間髪入れずに彼を叱ってくれたのが小池さんです。
「まったく。不躾な奴だな」
内海さんもそれに続きました。
「ご、ごめんごめん。可愛くてつい…」
慌てて謝罪しながらすぐに私を解放してくれたので、田河さんもホント、悪い人ではないのです。
私はそのまま駆け出し、リビングの端にある、小上がりになっている畳の間へと逃げ込みました。
そこに置いてある座椅子の陰に隠れ、ほどなくして始まったリビングでの彼らの飲み会の様子をジッと観察していたのですが、上品な笑い混じりのとても楽しそうな会話を聞いているうちに、徐々に気持ちが落ち着いて来ました。
そしてソロリと畳の間から降り、少しずつ彼らとの距離を縮めて行き、最終的には巧さんの隣に腰かけてやり取りを見守るくらいに気を許していたのでした。
その後も何度か顔を合わせているうちに瞬く間に打ち解けて行き、今ではすっかり彼らとは仲良しさんです。
むしろ、もっと頻繁に遊びに来てくれないかな~などと思ってしまいます。
今のところ3人のうちの誰かが入れ替わりで月に2、3度この部屋を訪れる、といった感じです。
全員が揃うのは数ヶ月に一度あるかないか。
決して彼らが持って来てくれるお土産が目当てなのではありません。
「あ、バカ。やめろ。嫌がってるじゃないか」
その時間髪入れずに彼を叱ってくれたのが小池さんです。
「まったく。不躾な奴だな」
内海さんもそれに続きました。
「ご、ごめんごめん。可愛くてつい…」
慌てて謝罪しながらすぐに私を解放してくれたので、田河さんもホント、悪い人ではないのです。
私はそのまま駆け出し、リビングの端にある、小上がりになっている畳の間へと逃げ込みました。
そこに置いてある座椅子の陰に隠れ、ほどなくして始まったリビングでの彼らの飲み会の様子をジッと観察していたのですが、上品な笑い混じりのとても楽しそうな会話を聞いているうちに、徐々に気持ちが落ち着いて来ました。
そしてソロリと畳の間から降り、少しずつ彼らとの距離を縮めて行き、最終的には巧さんの隣に腰かけてやり取りを見守るくらいに気を許していたのでした。
その後も何度か顔を合わせているうちに瞬く間に打ち解けて行き、今ではすっかり彼らとは仲良しさんです。
むしろ、もっと頻繁に遊びに来てくれないかな~などと思ってしまいます。
今のところ3人のうちの誰かが入れ替わりで月に2、3度この部屋を訪れる、といった感じです。
全員が揃うのは数ヶ月に一度あるかないか。
決して彼らが持って来てくれるお土産が目当てなのではありません。