フェアリーテイルを夢見てる
『お昼にお菓子?』と思われるかもしれませんが、実は私は朝と晩にはガッツリとお食事しますが、昼食は普段食べていないのです。

私の体にとってはそれがベストなのですよね。

だからカフェでもお食事はせず、いつもおやつとしてケーキをいただいています。

まぁ、むしろお食事よりもカロリー過多になってしまっているかもしれませんが。

でも、たまにお出掛けした時くらいは良いかな、と思っています。

それに『特製』というだけあって、そのケーキはここのカフェでしか食べられないレア物なのです。

だからせっかくこのお店に来たからには、ぜひとも巧さんにそれを注文してもらいたいです。

そうこうするうちに運ばれて来たケーキとミルクを、私は嬉々として口にしました。

やっぱり相変わらずの美味しさでした。


「またあそこで遊んで来るかい?」


大好物のスイーツをたいらげ、ミルクも飲み終わり、一息ついている私に向けて巧さんはそう問い掛けてきました。


「もちろん。それも楽しみの一つですもの」


上機嫌な私の返答を受け、巧さんは立ち上がり、私を抱き上げると、部屋の奥へと向かいました。
突き当たりにあったガラスのドアを開け、中に居るスタッフさんに声をかけます。


「すみません。いつものようにこの子をここで遊ばせたいのですが」

「あ、はい。かしこまりました~。それじゃケイ子ちゃん、行こうか?」
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