フェアリーテイルを夢見てる
相手をしてもらっているうちにどんどんエキサイトして行き、遊び終わる頃にはすっかりクタクタになっています。

でも、この上なく心地よい疲労感なのです。

だから多少カロリーの高いケーキを摂取しても、きちんと消費できてるかな、と思っています。


「ケイ子、そろそろ帰ろうか」


食後のコーヒーまで飲み終えた巧さんが席を立ち、私を呼びに来ました。


「はーい」


私はもう十分満足できていましたので、素直に返事をしながら彼の元へと駆け寄ります。


「つっ…」


すると、腰を屈めて私を抱き上げようとした巧さんは、何故か顔をしかめながら短く呻き、右手で脇腹を押さえました。


「え?どうかなさいましたか?」

「あ、いや…」


私より早く発せられたスタッフさんの問い掛けに、巧さんは慌てて姿勢を戻しつつ答えました。


「ちょっと、お腹がチクッとして。食べ過ぎたかな?」

「あら。大丈夫ですか?」

「大丈夫大丈夫。ホント、一瞬痛みが走ったような気がしただけですから。お騒がせしました」


そう締めくくってから、巧さんは改めて身を屈め、私を抱き上げました。


「さ、お家へ帰ろう。それじゃあお世話になりました」

「いいえ~。またお越し下さいね」


プレイルームを出て、レジでお会計を済ませ、店員さんに見送られながら私達はお店を後にしました。

そして楽しい余韻を味わいながら帰路に着いたのでした。
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