フェアリーテイルを夢見てる
「田中さん!田中さん!」
「……え?ケイ子ちゃん?」
小窓を開け、身を乗り出し、廊下にいる私の姿を確認した田中さんが目を見張りながら驚きの声を上げました。
「なんだい。一人でここまで来ちゃったのかい?」
「大変なの!」
質問には答えずに、私は田中さんに訴えかけました。
「巧さんが玄関で倒れたの!すごく苦しそうなの!」
私は全身全霊かけて叫び続けます。
「お願い!私と一緒に来て!」
「え?え?」
私の取り乱しようを見て、田中さんはとても困惑しています。
「弱ったな…。何をそんなに慌ててるんだい?」
その返答を受けて私は『やはりダメか…』と心底落胆しました。
人の心の機微を読み取る能力に長けている「落としのナカさん」でも、さすがに私の胸の内を理解するのは無理だったようです。
巧さんならある程度は心情を読み取ってくれるのですが…。
でも、毎日接している人と同じ事を求めるのは無謀というものですよね。
しかし早いところ救出しなければ巧さんの命が危ないのです。
私はすぐさま作戦変更する事にしました。
そこを駆け出し、今度は普通に上階に通じているエレベーターの前に立ち、再度ジャンプして「△」ボタンを押します。
箱はそこに留まっていたようで、すぐに扉が開きましたので、中に駆け込み、「B4」と「閉」のボタンを連続で押しました。
「……え?ケイ子ちゃん?」
小窓を開け、身を乗り出し、廊下にいる私の姿を確認した田中さんが目を見張りながら驚きの声を上げました。
「なんだい。一人でここまで来ちゃったのかい?」
「大変なの!」
質問には答えずに、私は田中さんに訴えかけました。
「巧さんが玄関で倒れたの!すごく苦しそうなの!」
私は全身全霊かけて叫び続けます。
「お願い!私と一緒に来て!」
「え?え?」
私の取り乱しようを見て、田中さんはとても困惑しています。
「弱ったな…。何をそんなに慌ててるんだい?」
その返答を受けて私は『やはりダメか…』と心底落胆しました。
人の心の機微を読み取る能力に長けている「落としのナカさん」でも、さすがに私の胸の内を理解するのは無理だったようです。
巧さんならある程度は心情を読み取ってくれるのですが…。
でも、毎日接している人と同じ事を求めるのは無謀というものですよね。
しかし早いところ救出しなければ巧さんの命が危ないのです。
私はすぐさま作戦変更する事にしました。
そこを駆け出し、今度は普通に上階に通じているエレベーターの前に立ち、再度ジャンプして「△」ボタンを押します。
箱はそこに留まっていたようで、すぐに扉が開きましたので、中に駆け込み、「B4」と「閉」のボタンを連続で押しました。