フェアリーテイルを夢見てる
「…おはようございます。ええと…。これは一体どういう事でしょうか?」
お父さんは私を抱き抱えながら立ち上がり、戸惑いを隠せない声音で田中さんにそう問い掛けました。
「いや、それが、私も何が何やらなんですよ。どうやらこの子が一人で降りて来てしまったようなのですが」
「そんな呑気に立ち話してる場合じゃないです!」
私はお父さんの胸元にしがみつき、二人を交互に見ながら叫びました。
「巧さんが大変なんです!早く部屋へ行って下さい!」
そんな私を困惑の表情で眺めたあと、二人は顔を見合せました。
「何か訴えているようですね」
「いつもはとてもおとなしい子なのに、この取り乱しようは一体……」
「あ、もしかして」
そこで田中さんはハッとした表情になりました。
「息子さんに何かあったんじゃないですか?」
「え?」
「それを末永さんに伝える為にケイ子ちゃんはここまでやって来た。何度も外出してますから、あなたの車がこの場所に停められているのはおそらく知っていたのでしょうし」
「……この子が、自分一人でそこまで判断したと?」
「ええ。にわかには信じ難いかもしれませんが、実際にそういった行動を起こす子達がこの世にいるのは事実です。世界中で起こった衝撃事件なんかを紹介するテレビ番組で、よくそんな風なエピソードを再現してますよ」
お父さんは私を抱き抱えながら立ち上がり、戸惑いを隠せない声音で田中さんにそう問い掛けました。
「いや、それが、私も何が何やらなんですよ。どうやらこの子が一人で降りて来てしまったようなのですが」
「そんな呑気に立ち話してる場合じゃないです!」
私はお父さんの胸元にしがみつき、二人を交互に見ながら叫びました。
「巧さんが大変なんです!早く部屋へ行って下さい!」
そんな私を困惑の表情で眺めたあと、二人は顔を見合せました。
「何か訴えているようですね」
「いつもはとてもおとなしい子なのに、この取り乱しようは一体……」
「あ、もしかして」
そこで田中さんはハッとした表情になりました。
「息子さんに何かあったんじゃないですか?」
「え?」
「それを末永さんに伝える為にケイ子ちゃんはここまでやって来た。何度も外出してますから、あなたの車がこの場所に停められているのはおそらく知っていたのでしょうし」
「……この子が、自分一人でそこまで判断したと?」
「ええ。にわかには信じ難いかもしれませんが、実際にそういった行動を起こす子達がこの世にいるのは事実です。世界中で起こった衝撃事件なんかを紹介するテレビ番組で、よくそんな風なエピソードを再現してますよ」