フェアリーテイルを夢見てる
今度は永太郎君の方がちょっと引いていたかもしれません。
でも、その後も一緒にお食事したり遊んだりお昼寝したりして、最終的には本当の兄弟のようにすっかり仲良しこよしになっていたのでした。
退院して来た巧さんが数日ご実家で過ごした後、ビルへと戻る事になった時には、他の皆さんはもちろん、永太郎君とお別れするのがとても名残惜しくて、お互いにしんみりムードで見つめあってしまいました。
でも、「また必ず近いうちにケイ子を連れて遊びに来るよ」という巧さんの言葉を信じ、私達はひとまず笑顔でお別れしたのでした。
「まったく、水くさい奴だな」
巧さんが仕事に復帰してから数日後、小池さんがお部屋を訪れました。
「退院するまで俺達に秘密にしてるんだから。郁美ちゃんから事後報告で知らされてびっくりしたんだからな」
「いやだって、皆忙しかっただろ?特に君は。そして、それでもきっと無理してお見舞いに来てくれようとするだろうから、あえて黙っていたんだよ」
「それが水くさいっての。それに無理してたのはお前だろ?聞いたぞ。もう何日も前から酷い痛みがあったのに、我慢して仕事してたって」
「……まさかあれが盲腸の痛みだとは思わなくて…」
でも、その後も一緒にお食事したり遊んだりお昼寝したりして、最終的には本当の兄弟のようにすっかり仲良しこよしになっていたのでした。
退院して来た巧さんが数日ご実家で過ごした後、ビルへと戻る事になった時には、他の皆さんはもちろん、永太郎君とお別れするのがとても名残惜しくて、お互いにしんみりムードで見つめあってしまいました。
でも、「また必ず近いうちにケイ子を連れて遊びに来るよ」という巧さんの言葉を信じ、私達はひとまず笑顔でお別れしたのでした。
「まったく、水くさい奴だな」
巧さんが仕事に復帰してから数日後、小池さんがお部屋を訪れました。
「退院するまで俺達に秘密にしてるんだから。郁美ちゃんから事後報告で知らされてびっくりしたんだからな」
「いやだって、皆忙しかっただろ?特に君は。そして、それでもきっと無理してお見舞いに来てくれようとするだろうから、あえて黙っていたんだよ」
「それが水くさいっての。それに無理してたのはお前だろ?聞いたぞ。もう何日も前から酷い痛みがあったのに、我慢して仕事してたって」
「……まさかあれが盲腸の痛みだとは思わなくて…」