雪の日
雛子の代わりでもいい。


そう思っていたはずなのに。


彼の中の、『雛子』の場所を奪ってしまったあたしに、罰が当たったのかな。


雪の日は、どうしてもつらい。


彼が、あたしを見てくれないから。


あたしから彼を奪う、雪の日が嫌い。


雛子しか見えていない、彼が嫌い。


彼の心を、いまだに掴んで離さない、雛子が嫌い。


そんなふうに二人を嫌ってしまう自分が……一番嫌い。

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