アテナ魔法魔術学園


グレン先生と使い魔のモモが出ていったドアを暫く見ていたライラ先生が話しだす


「すまぬな、キミはエラでよいか?」


「はい、遅刻してしまいすいませんでした」


「いや、謝罪する必要はない

どうせ、あの阿呆がお菓子timeとかふざけたことをほざいていたのだろう」


「…否定はしません」


絶対そうだな
キャンデー食べてたし

あの先生は本当に教師なのだろうか?



「やはりな、あやつは昔からああだからな


さて、本題に入ろうか


キミらが此処には呼ばれたのは
わかってはいるだろうが、使い魔召喚のことだ


始めに、謝罪させてもらう


すまぬ、キミらが使い魔を召喚できぬ明確な理由はわからぬ」


「明確な、とは?
大体予想はできていると捉えても?」


「ああ

そう捉えてもらっても構わない


調べてみたが、この学園がはじまって以来初といってもいいぐらいだ


学園長とも話したが、考えられる原因は3つ

血筋、加護、学園の魔方陣では召喚不可能

のどれか、か または全てか、だな


血筋と加護は使い魔となる魔物との適性があるからな

あまり例はきかないが、過去に数件あった

これがその件について書かれたものだ

プリントしたから、気になるのならば見るといい


この2つ、血筋と加護は学園側では分からぬ

キミら本人が一番よく分かるはずだからな



当てはまるか?」

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