ふたりぼっち

act.2 密室

「んっ……」目を覚ますと、そこは昨夜目が覚めた光景と、同じ場所だった。真っ先に、天上の木目が見える場所。「あれ……? 私、床に倒れたはずじゃ……」気怠さを感じる体をゆっくり起こすと、私は白いベッドの上にいた。服はパジャマのままだ。 あの男が、私をベッドに運んだのかな。「あ、そう言えば」辺りをキョロキョロと見回すと、部屋に男の姿は無かった。おまけに、扉も開いている。「ここから出れる! 」胸に湧き上がる喜びを感じながら、扉から飛び出した。
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