孤高のラプソディー
確かに、ブールの言う通り、自分はみんなと違うから仲良くなんかできない。
と、思い続けてきた。
こんな能力なんかなければ…
何てことは何度も思ってきた。
でも、それ以上に、大切にされてきたみんなの話を聞いていることは、何より大好きで……
「怖い……、怖くてたまらないんだ……
また、あの時みたいにみたいになりたくない。
私のせいで、別の誰かが傷ついていくのはもうみたくない…
もう傷つきたくない……」
涙と一緒に本音までもがポロポロとでてくる。
もう、涙を止められなくて、ただただ嗚咽を漏らしながら泣き続ける。