孤高のラプソディー
「わかり、ま、した。
では、ま、ずどこか、あぶなくな、いところにい、ってもらってもい、いですか?」
「……、分かった。ちょっと我慢してね。」
翡翠はとっさの判断で、一時的にでも安全な木の上に登ろうと登りやすそうな木を探す。
あれでいいか‼︎
まずは、ごめん‼︎と思いつつ、女の子を木の幹に向かって投げる。
「木につかまって‼︎」
「、っ」
女の子は無事に木の上に着地?
急いで、自分も木の上に登る。
2匹は木登りができないらしく、足止めをくらい、
「ガルルルルルルルルルルッッッ‼︎‼︎‼︎」
と唸っている。
それを確認した翡翠は、女の子の方に向きなおる。
すると女の子は、幼い顔からは想像もできないほどの真剣な表情をして、
ぶつぶつと、何やら呪文を唱えている。
すると不思議なことに、女の子の手の上にたくさんの光が集まってくる。
「えぇっ⁉︎」
この光景には、さすがの翡翠も驚くしかない。
なぜなら、女の子のかざした手の上に〝それ″は、徐々に形を見せてくる。
そう、日本刀である。