孤高のラプソディー
『俺だって、いつもそうするわけじゃない。
それともそう言ってほしかったのか?』
「わからない。
言ってほしかったのかもしれないし、
反論してほしかったのかも。」
しばらくの沈黙が続いた。
十数分ぐらいたった頃だろうか、突然ブールが、
『このまま、ずっと1人で、1人も友達を作らずに生きていくのか?』
と、聞いてきた。
「それは……嫌だよ…。」
私だっていろんなこと話し合って笑える友達が欲しい。
『じゃあ、いつまでもずっとそうやって、
自分はみんなと違う、友達なんかできない、
と思い続けて、人と向き合うことに逃げるのか?』