朧咲夜ー番外篇ー【完】
「……あ、そういうことか」
流夜、なんとなくわかった。
その反応に、今度は小さなうさぎみたいに腕の中で震えだした。反応が面白い。
「何でもないことなわけないが……咲桜が嫌なら当分なんもしないから、安心して帰って来い」
「え……いいの? そんな簡単に肯いちゃって……えと、夫婦? なら普通のこと、なんでしょう?」
今度は自分の言い方に照れて顔を紅くして、「うあ~」と流夜の胸に顔を伏せた。
「他所の夫婦は知らんが、俺と咲桜の問題だろう。だから二人で決めればいいだろ。
……俺は、ただ咲桜と一緒にいる確約が欲しくて結婚申し込んだわけだし。あまり望み過ぎるなってことかな」