幾久しく、君を想って。
ドキン!と胸が弾んだ。
彼が此処へ来るというだけで、余計な心臓の動きを覚えた。
暗くなっていく液晶画面を見入っていた。
それからこうしては居られない…と思い立ち、慌ててパジャマから服に着替えた。
時計を見ながら温かい飲み物でも用意しよう思い、ミントティーを淹れた。
それを保温ボトルの中に移し、彼からのメッセージがくるのを待った。
電話を切ってから三十分後くらいに、『着きました』と文字が来た。
念の為、もう一度だけ拓海の部屋を確認してから玄関へ向かってドアを開けた。
アパートの敷地の前に、見慣れない軽自動車が停まっている。
それを確かめ、実家の様子を窺った。
両親には気づかれていませんように…と願いながら玄関を出ると、まるで夜遊びにでも出掛けるような気分で鍵を掛けた。
敷地を出ると、直ぐに松永さんは運転席から顔を覗かせた。
洗いっ放しの前髪が目に掛かり、いつもとは違うラフな感じに見える。
「こんばんは」
挨拶をすると、顔を出している人が「どうぞ入って下さい」と囁く。
男性が運転する車に乗り込むのは久し振りだ。
緊張するな…と思いながら、助手席のドアを開けた。
「ここで話しても大丈夫ですか?」
アパートの隣には実家がある。
ずっと停まっていれば、不審車両と勘違いされるかもしれない。
彼が此処へ来るというだけで、余計な心臓の動きを覚えた。
暗くなっていく液晶画面を見入っていた。
それからこうしては居られない…と思い立ち、慌ててパジャマから服に着替えた。
時計を見ながら温かい飲み物でも用意しよう思い、ミントティーを淹れた。
それを保温ボトルの中に移し、彼からのメッセージがくるのを待った。
電話を切ってから三十分後くらいに、『着きました』と文字が来た。
念の為、もう一度だけ拓海の部屋を確認してから玄関へ向かってドアを開けた。
アパートの敷地の前に、見慣れない軽自動車が停まっている。
それを確かめ、実家の様子を窺った。
両親には気づかれていませんように…と願いながら玄関を出ると、まるで夜遊びにでも出掛けるような気分で鍵を掛けた。
敷地を出ると、直ぐに松永さんは運転席から顔を覗かせた。
洗いっ放しの前髪が目に掛かり、いつもとは違うラフな感じに見える。
「こんばんは」
挨拶をすると、顔を出している人が「どうぞ入って下さい」と囁く。
男性が運転する車に乗り込むのは久し振りだ。
緊張するな…と思いながら、助手席のドアを開けた。
「ここで話しても大丈夫ですか?」
アパートの隣には実家がある。
ずっと停まっていれば、不審車両と勘違いされるかもしれない。