短いトキのかぐや姫

(もう夕方か・・・)

俺はその日ずっと公園にいて
家に帰りたくなかった
どっちみちいないし親

「みく?学校は?」

「うるさい」

「みく!!」

抱きしめられてるって気づいたときには
泣いていた

「っぐず。優・・・優ちゃあああん。っっ、俺親いなくっって」

「みく、大丈夫。いや大丈夫って決めつけちゃだめか。あ、みく何で親いないってなんで」

「昨日、話てたんだ。俺は捨てられたって化け物だって。それで2人ともどっか行った。ってか優ちゃんのおかげでもう大丈夫 」

「え?」

「だって優ちゃん1人でバタバタ考えてるし」

「みくが泣いてんだもん」

「ありがとう優ちゃん。あとちょっとこうしていて」

あーあ
おれは男子が好きなんだ

まあ、自覚はあった少し

男子にドキってすること多かったし

変人だなやっぱり

でも俺は

優ちゃんが好き・・・
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