仁と私のストーリー
最悪な決断…仁と私のストーリー⑤
翌日、私は考えていた通り娘の生活の保障が、今の器量ではできないので母として失格と言われてしまうけど、何とか娘だけでも生活保障してもらえるように児相(児童相談所)に娘を連れて訪問しました。
色々複雑なので理解してもらえるかどうか不安だったけど、話終わった時には全て把握してもらっていました。

『お母さんの厳しい環境は理解出来ました』
『いろんな事が重なっているので娘さんもちょっと不安定なのかもしれないね』
『お母さんが希望する一時的な保護としては環境や状況によって異なるので厳しいかもしれない』
『お母さんもとても身体と心がかなり疲れていると思うよ』
『だから希望としては、児相(児童相談所)に預けて生計が成り立っように努力するまでは娘さんを私達がお預かりしても大丈夫?』
『そう考えてる?』

「はい…すぐ迎えに行くのでお願いします」

涙がとまらない……。

こんな経験をあってはならないし、子供にさせてはならない。

この日から私は娘の最低な母親になった。
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