イジワルな彼とネガティブ彼女
お昼休憩を交代でとるスケジュールになっていて、私はたまたま一緒だった足立くんと展示場の外へ食べに行くことにした。
美和は宏介さんと後半組だったし。
「駅の方に行けば、お店あったよね」
「あんまり時間かけられないですし、簡単にすませましょうか」
「そうだね、準備もまだまだかかりそうだし」
「じゃあ、展示会が成功したら、莉子さんのオゴリで飲みに行きましょう」
「何で私のオゴリ?」
その瞬間、視界の端に楓さんがいた。
楓さんは、展示会場へ向かうところで、私たちとすれ違おうとしている。
楓さんを見たら、隣にはめちゃくちゃキレイで、スタイルのいい大人の女性がいた。
楓さんは、確かに私を見た。
だけどすぐに、視線をそらした。
隣の女性に向かって、笑顔で話している。
ほんの一瞬だったのに、私にはスローモーションのように焼きついた。
美和は宏介さんと後半組だったし。
「駅の方に行けば、お店あったよね」
「あんまり時間かけられないですし、簡単にすませましょうか」
「そうだね、準備もまだまだかかりそうだし」
「じゃあ、展示会が成功したら、莉子さんのオゴリで飲みに行きましょう」
「何で私のオゴリ?」
その瞬間、視界の端に楓さんがいた。
楓さんは、展示会場へ向かうところで、私たちとすれ違おうとしている。
楓さんを見たら、隣にはめちゃくちゃキレイで、スタイルのいい大人の女性がいた。
楓さんは、確かに私を見た。
だけどすぐに、視線をそらした。
隣の女性に向かって、笑顔で話している。
ほんの一瞬だったのに、私にはスローモーションのように焼きついた。