見えない僕と彼女の気持ち
待ち合わせの公園でベンチに座る。
約束の時間まであと少し。

「ともさん、ですか?」

「カミツレさんですか?」

……とも、というのが僕が彼女とのやり取りで使っている名前だ。
朋幸のとも、安直だけど。

カミツレというのが彼女。
好きな小説からとったのだと云っていた。

「はい、僕がともです」

「ああよかった。
私がカミツレです」

にっこりと笑う彼女。
想像してたよりもちょっと背は高いけど、そう大きくは違わないかな。

「すぐにわかり……ますよね」

「まあ」

苦笑いの彼女。
ちょっと可愛い。
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