命短き、花初恋。
お昼になり、1度プールから上がった。








「寒い、ね…」








「うん…」








あれ…?








舞音くん、顔色悪くない…?








「ねぇ、舞音くん。無理してない…?」








「…え?」








「大丈夫?」








「う、うん…」








「?」








「ごめん…ちょっと、薬取ってくるね。」








「う、ん…」








私は、近くのベンチに座って待つことにし








た。








しばらくした頃だった。








「きゃーっ!」








どこからか、悲鳴が聞こえた。








私は、胸騒ぎがした。








悲鳴の聞こえた方へ小走りで向かった。








向かった先には、何人もの人が群がってい








た 。








何が起こっているか分からなくて、私は、








近くにいた女の人に話しかけた。








「あの、どうしたんですか…?」








「なんか、男の子が血を吐いてるみたいで…」








「…?」








まさかと思った。








なぜだか怖くなる。








「ちょっとすみませんっ!」








私は、人を掻き分け、前に進む。








そこには…








「っ!」








目を疑う光景があった。
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