アンサー
回答
「わっ、すごいね!」

今回も予想どうり三桁満点だった。

「はぁー。私なんか・・・。えへへ。笑っちゃうねぇ。祐哉くんには到底及ばないよ。」

思ったより、弥生の点数は酷かった。やっと半分に達した数字で、照れ笑うその姿も、やはり可愛いが、赤点決定の点数には、絶望の顔を見せた。

「うぅ。やっぱりかぁ、頑張ったんだけど・・・。」

え・・・えぇぇぇぇぇぇ!!!それで頑張ったのかよ!?

「もうちょっと頑張ればぁ・・・」

それはちょっとじゃ無理だな・・・。
・・・視線が俺に向けられる。それは、助けての視線か?え、今まで1人学校生活をおくってきた俺には難易度か高いなぁ。

「祐哉くん・・・。」

「な、何?」

死にそうな顔をしないで下さい。可愛くてキュンとしちゃうから。

「先生になってくれる?」

「残念だけど生憎資格を持ってないんだよね~~」

「うぅ。やっぱりかぁ。あぁぁ」

俺の隣で呻き声をあげる点数56点の容姿も可愛い。断れない。どうしてこんなにこいつは可愛いの?

「 別良いけど。」

ボソッと勇気を出して言ってみた。反応はいかに!

「え?なんだって?」

嘘だろぉぉぉ!
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