この空の彼方にいるきみへ、永遠の恋を捧ぐ。


「最期の……お願い……っ」

「棗くん……っ、うん、何でも叶えるよっ」


どんなにむちゃくちゃなお願いも、棗くんのためなら全力で叶えてあげる。


「っ……だって私は……棗くんの天使だもんねっ」


泣き笑いを浮かべると、棗くんも、嬉しそうな顔をした。


「美羽に……キスがしたい……」


あぁ、そんなの……何度でもあげる。

棗くんが、もう要らないって飽きるほどに。


「棗くんっ……好きだよっ……」


そう言って唇を寄せる。


「……ありがとう……好きだよ……美羽だけを、ずっと……」


そして、重なる瞬間に聞こえた……棗くんの言葉。

それを耳で聞きながら、私は嗚咽も閉じ込めるように棗くんにキスをする。



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