この空の彼方にいるきみへ、永遠の恋を捧ぐ。
そういえば、こんなふうに看病されるのっていつぶりだろう……。
お母さんが死んでからは、風邪をひいても誰も心配してはくれないし、家にいてもお父さんと喧嘩になるから……。
無理やり学校に行ってたっけ。
「…………」
「美羽?」
食べるのをやめた私を、心配そうに見つめる棗くん。
そんな棗くんが作ったお粥を見ていたら、不意に視界が歪んだ。
「っ……誰かに看病されるって、こんなに心強いんですね……っ」
ずっと忘れてた、誰かに心配されたり、優しくされること。
涙が、目尻にたまると、落ちる前に棗くんの指がそれを掬う。
「そうだね、辛い時に誰かがいると……安心するよね」
「はい……っ。お母さんがいなくなって、今まであった家族の形もバラバラで……っ」
お父さんに言われたことがショックだった。
今まで頑張ってきたことも、無駄だったことが……悲しい。