‐部恋。 Round 02‐


――――…

『え、いまから?』

私は珍しく勇介を呼び出しに勇介のクラスへ。

隣には潤ちゃんがにやけながら私たちの様子を観察中。


「健ちゃんが重大発表あるって。あたしは何となく予想ついてるんだけど…。」

『なんで屋上なんだよ;めんどくせぇ奴。』


「健ちゃん、うちの屋上すきじゃん。」

『そうだけど…、ほんとに重大なんだか…(笑)。』

『とりあえず行ってきなよ、ふたりで♪』

潤ちゃんは嬉しそうに私たちを送り出した。



『お前と校内歩くのほんと新鮮。』

「高校生って感じするね。」

『いや、高校生だろ。』


私は横を歩く勇介を見上げる。

そんな私にすぐ気が付いて「ん?」と少しだけ微笑む。


ただ校内を歩いているだけなのに、素敵な昼休みだなぁと感じた。
平凡なんだけど、こんなにも楽しいんだ。


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