‐部恋。 Round 02‐


屋上に到着すると、健ちゃんが私たちを呼んで手を振っていた。

健ちゃんの隣には軽く頭を下げる桜井くんがいた。


本当に決心してくれたんだ…。

私は嬉しくて桜井くんに微笑みかけると、照れくさそうに「この間はありがとうございました」と頭を下げた。


『なに、お前たち俺がいないとこで何が行われたんだよ。』

ちょっと不機嫌になった勇介に「違うんです!」と速攻で弁解する桜井くんを健ちゃんと私は笑う。


『なんだよ、重大発表って。』

勇介が健ちゃんに尋ねると、桜井くんは一歩前に出た。

『桜井彰といいます!今日からよろしくお願いします!』

「わー!よろしくー!!」

私は思わず拍手を送っている隣で勇介は完全に混乱している状態。


『あ!お前が前に言ってた、サッカー部に誘ってる奴って…!』

「そう!桜井くんだよ。」

『そういうことか…。』

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