‐部恋。 Round 02‐

『実はコイツ、中学のときに大きい怪我してんだ。』

『え…?』


『俺、全力でサッカーできないんすよ。足に爆弾隠してるんです。』

桜井くんはまた無理した笑顔で勇介に伝える。
入部が決まったとしてもこの事実は変わらない…。


『でも、そんな状態で入部したらお前がますます辛くなるんじゃないか?』

『俺もずっとそう思ってました。でも…、ここには大事な仲間が待ってるって、長川さんが…。昨日監督に会いに行って、部活のことをたくさん聞いたとき、確信できました。』

『そんで、昨日の話を監督が俺よびだして相談されたってわけ。』

健ちゃんは嬉しそうに桜井くんの肩に腕を回す。


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