その唇で甘いキスをして…

そしてカオルはここに残ることを決めた。

アタシたちは昔みたいに
ハルさんが出張で留守の時はカオルを呼んで食事したり
カオルが淋しい時は逢いに行って抱きしめた。

カオルと二人で昔のようにソファーに座って映画を観ながら
カオルと一本のコーラを二人で飲んだり出来るように戻って行った。

カオルはアタシの膝の上で眠り
帰って来たハルさんはそれを見ても笑顔だった。

「カオル、ベッドで寝ろ。」

ハルさんがカオルをゲストルームに運んで寝かせると
アタシにキスをする。

「ただいま。」

「おかえりなさい。」

アタシはハルさんがご飯を食べる姿を見ながら
ハルさんに今日あった出来事を話す。

ハルさんがお風呂に入ると
カオルの様子を見に行った。

カオルの寝顔は幸せそうだった。

ハルさんと少し飲んでベッドに入った。

おやすみのキスをして
ハルさんの胸に抱かれて眠りにつく。

アタシたち3人に穏やかな幸せが戻って来た。

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