似た者同士。



どうやらお隣も同じような状況になっているようで、
私達は仕方なく、家の中が落ち着くまで、
散歩することにした。


「どこ行く?」

私が聞くと、魁人は笑って、

「俺達の第二の家、じゃね?」

と言った。

私にはそれがどこのことなのか、すぐに分かった。


あの、公園だ。


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