クールな御曹司にさらわれました
蝋燭を買い、お金を洗うためのカゴをもらう。
トンネルを抜けるとそこが弁財天が祀られている祭壇で、近くにはお金を洗う水場がある。すでに何人もの人がお札や小銭を水にひたしていた。
お参りを済ませてから、尊さんにならって千円札をカゴに置き、少しだけ水に浸す。水が気持ちいい。
ちなみに尊さんは1万円札だ。
「すぐに使うべきとか、使わずにお守りにしろとか所説あるが、金は世の中に回すもんだ。この金は今日この後の食事で使おう」
「あ、じゃこの千円も足しにしてください」
「それはタマが使え。そうだな、別宅の近くに団子屋がある。御台寺や使用人に土産にするから、そこで買えばいい」
サラさんの名前で一瞬どきっとする。
もし、サラさんが私と尊さんがふたりで別邸に泊まったなんて知ったらいい気分はしないんじゃなかろうか。
だって、たぶんサラさんは尊さんのことが好きだもんね。
でも隠しておくのもなんか変だよね。秘書の彼女にバレないわけないんだし。
ああ、どうしたらいいんだろう。
サラさんに嫌な想いをしてもらいたくないよ。
「一度、家に戻るぞ。シャワーを浴びて着替えて、メシだ」
尊さんが言うので、私ははっと意識を戻す。
帰り道にその千円でお団子を買い、私たちは別邸に戻ることになった。
うーん、なんだか順調に楽しい休日になってるんですけど。
どういうことでしょう…。
トンネルを抜けるとそこが弁財天が祀られている祭壇で、近くにはお金を洗う水場がある。すでに何人もの人がお札や小銭を水にひたしていた。
お参りを済ませてから、尊さんにならって千円札をカゴに置き、少しだけ水に浸す。水が気持ちいい。
ちなみに尊さんは1万円札だ。
「すぐに使うべきとか、使わずにお守りにしろとか所説あるが、金は世の中に回すもんだ。この金は今日この後の食事で使おう」
「あ、じゃこの千円も足しにしてください」
「それはタマが使え。そうだな、別宅の近くに団子屋がある。御台寺や使用人に土産にするから、そこで買えばいい」
サラさんの名前で一瞬どきっとする。
もし、サラさんが私と尊さんがふたりで別邸に泊まったなんて知ったらいい気分はしないんじゃなかろうか。
だって、たぶんサラさんは尊さんのことが好きだもんね。
でも隠しておくのもなんか変だよね。秘書の彼女にバレないわけないんだし。
ああ、どうしたらいいんだろう。
サラさんに嫌な想いをしてもらいたくないよ。
「一度、家に戻るぞ。シャワーを浴びて着替えて、メシだ」
尊さんが言うので、私ははっと意識を戻す。
帰り道にその千円でお団子を買い、私たちは別邸に戻ることになった。
うーん、なんだか順調に楽しい休日になってるんですけど。
どういうことでしょう…。