キミといた日々 。
ああ、これで完璧嫌われたなぁ…
まあ、その方がいいかな。
そう思ってると…
『俺、別れたつもりないんだけど』
静かになった部屋に、和真の優しい声が響いた。
「…え? でもわたし、別れよって…言ったよ、」
『けど、俺返事してないし。』
「なっ…」
『大学行っても、休学したことしか分らないし。
小春の友達に聞きまわっても、バイト先行っても。
誰もなんも知らないからさ…』
「…」
『ほかに好きな奴できたとか嘘だよな?
…本当は病気なんだよね、』
「…嘘じゃない、病気じゃない、」
『じゃあ…どうして入院してるの?』
「…なんでもない、」
『…』
寂しげな顔で見つめてくる和真。