残虐姫
『どうして美幸だけ敬語じゃないの?』

「えっとね実は内緒にしてたんだけど私ここの下っ端なの」

えっ!

『そうだったの?』

そんな話一切聞いていなかったわ

「うんだから敬語じゃないの」

だったら!

『じゃあ私も下っ端になるわ!』

「えっ‼︎」

「え〜!」

「姫ちゃんそれ本当にどういうことかわかってるー?」

っと爽他が言ってきた

『えぇ勿論よ!』

本当は何にもわからないけどでも‼︎敬語は寂しいわ。学校に行ったら美幸以外何故か敬語だし
家にいてもパパとママとアンジュ以外は敬語


『ダメ?』

「姫それにはテストがいるの」

『?勉強なら得意よ!』

「勉強じゃないのぉ〜姫ちゃんがここにいる人の中から勝たないとBlackには入れなくてぇ〜でもでも‼︎姫ちゃんが怪我するところ私は見たくないのぉ‼︎」

『ありがとう花蓮』

えっ‼︎つまり喧嘩ってこと?どうしよう私喧嘩したことない泣

って!今思えば

『美幸喧嘩できたの』

「えっとね〜それはーそのーえっとね〜」

美幸に目を向けると視線を逸らされてこっちを向いてくれない

『美幸こっちを向いて話して私は喧嘩ができてもできなくても美幸は美幸だから大好きよ』

「実は私の親組長なのよ」

えっ!

『私家に行ったことあるけどそんな雰囲気出てなかったわよ』

そうもっとほんわかしてた。映画に出てくるような場所でもなかったし

「それは姫が気付いてなかっただけ!姫変なところで鈍感だし」

えっ!初めてよ鈍感なんて言われたの

『あっだから喧嘩できたのね!』

「うんそれで姫本当にテスト受けるの?」

『えぇ受けるわ!受けてみんなに敬語を辞めてもらうわ!』

頑張るわよ!おぉー!

「わかったそれじゃあそうね優貴方が相手しなさい!遠慮は無用よ」

『優よろしくね』

「えぇー!ちょっ!昴さんなんか言ってくださいよ!」

「えっでも姫ちゃんやる気満々だよ」

「うっ爽他さん!」

「頑張れ応援しとく俺要呼んでくる」

『優遠慮しないで私頑張るわ!』

合気道習ってたし大丈夫よね

「うっわかりました手加減しませんよ」

『えぇこちらこそ本気で行くわよ!』

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