残虐姫
チュンチュン

ん?朝?

バサッ

起き上がり制服に着替える
髪の毛をクシでといていたら

コンコン

「お嬢様おはようございます」

『おはよう。すぐに向かうわ』

「かしこまりました。」

コトッ

クシを置いてスクールバッグを持ちリビングに向かう

そういえばアンジュ何処にいるのだろう
また連れて行っちゃったのかしら

ガチャ

「ミャー」

あっアンジュがいた!

『おはようアンジュ。昨日はごめんね』

「ミャー」

足に擦り寄ってきて可愛い!

さっ!早くしないと遅刻しちゃうし食べよ


朝ごはんを食べ終わり

玄関に向かう


「ミャー」

うっそんなにウルウルな目で見ないで
学校お休みして遊びたい

『アンジュすぐに帰ってくるわ』

「ミャー」

『ごめんね!』


ガチャ


「お待ちしておりましたお嬢様」

『えぇよろしくね』

ガチャ

車に入りアンジュの写真を見る

なぜ神様はこんなにも残酷なの
私とアンジュを離れ離れにして楽しいのかしら
そうだとしたら悪趣味よ!


「お嬢様着きました」

『えぇ』

ガチャ

「行ってらっしゃいませお嬢様」

『行ってきます』

「キャー!付き合ってー!」

「今日もおうつくしー!」

「美貌の秘訣教え下さ〜い!」


はぁーいつもいつも飽きないのかしら
明日からは裏門で通った方が楽なのかしら?

そう思いながら教室に向かう

ガラガラ

「姫ー!昨日はどうして帰っちゃったのー寂しかったよー!」

『ごめんなさいね。料理の練習をと思って』

「えっ!」

?変なことでも行ったかしら

「犠牲者は!?」

犠牲者?

『どお言うことかしら?』

「えっとあの!あっ私宿題しないと〜!」

逃げたわね

まぁいいわあの味は確かに毒みたいなものだったし

でも大丈夫予習はできてるし
パパには安心して出せるわ!



そう思いながら席に着いた
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