JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜
「…いいよ。

狂ってもいーから…
全部響の、好きにして?」


「っっ…

俺たぶん…
理性消えるよ?」

すでに消えそうになってる瞳が…
頷く私を捕らえると。


「好きに…するよ?ほんとに」

その瞳は危ういほど艶気で染まって。


口内が噛み付かれるように奪われてすぐ。
濃蜜な舌で埋め尽くされる。



次第に、身体中が甘噛みで侵食されて…


そのまま貪るように縺れ合って…

どうしようもなく求め合う。




「愛してるっ…
っ、愛してるよ憧子さんっ…」


「っ、私もっ…

響を愛してるっ……」


それはもう、粉飾の言葉なんかじゃなく。


私たちは何度も、心からの愛を口にして…



何度も、何度も、愛し合った。





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