ラブ×コントロール


「おまえ、何で幹野とジュース買いに行くんだよっ?」


「あれは…ちょっと、あんたに関係ないでしょっ」


「どうせ、絵美ちゃんの為なんだろ?」


「何よ、分かってて聞いたの?あんたやっぱ性格悪いんじゃない?」


「うるせーよ、っていうか、俺に聞かれても幹野とは高校からの付き合いだから、俺もそんなに詳しくねーんだよっ」


「ふーん?」


「野球の事なら話せるけどなっ」


「ふっ、そう?」


私がちょっと笑ってると、カイが話題を変えてきた。


「…で?こないだの委員長との図書館はどうだったんだよ?」


「あぁ~水内くんでしょ?まぁ~大変だったけど、水内くんは優しかったし、上手くリードしてくれたからなんとか無事に終わった」


「へぇ~」


「本当どっかの誰かと違って、落ち着いた方だったなぁ~どっかのチビと違ってっ」


「おいっ!俺の事言ってんのか?おまえ本当に口悪いなっ」



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