放課後、渡り廊下。
でも見上げると、いつもはクールな宮下くんの顔も赤くなってた。

「宮下くん!は、離して!」

「どうして?」
 
きょとんとした顔で私のこと見下ろしてますが……。
宮下くんって、こんなキャラだったっけ?

「まだ学校だよ?
それにここだといつ人が通るかわかんない」

「じゃあ、一緒に……って、俺が部活終わるの待ってたら遅くなるもんな。
朝は朝練あるし」
 
みるみる宮下くんの笑顔が萎んでいく。
残念なのはわかるけど。

「じゃあ、週末の大会、応援に行くよ!」

「ほんとに!?」

「うん、絶対!
だから部活、頑張って」

「白坂にいいとこ見せないとだもんな。
部活頑張ってくるよ!」
 
嬉しそうな笑顔の、宮下くんの手が伸びてきたと思ったら、あたまぽんぽんして部活に行ってしまった。
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