好きな人は幼馴染み ー短編集ー
エイちゃんは私をおんぶして

その前で
なっちゃんが
ちょっと偉そうに全員の荷物を
持って笑ってる。


エイちゃんの背中の上は
高くて、普段私の背丈では
見られない景色が広がっていて


いつもの私より
全てにおいて
大きくなった気がして



今無償に叫びたいっ!!


私はエイちゃんの背中から
身を乗り出すと



「ふふふふ(笑)
なっちゃん!!!
エイちゃん!!!!
大好きだよぉ〜っ!!!!(笑)」


と、笑い声をあげながら
大声で叫ぶと


なっちゃんは私よりも
数百倍美しい顔で
満面の笑みでニッコリ微笑むと


エイちゃんは女の私よりも
数百倍綺麗な顔で
振り返って私を見ると


いつもの優しい
悩殺スマイルで微笑んだ。


大好きな幼なじみで
大好きな親友と
大好きな彼と


私はこれから先も
お互いに支えあって
色んな事を
乗り越えていくんだろうな…










終わり

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