キミノテノヒラノウエ。
次に目が醒めるともう、お昼過ぎだった。

もちろん薫ちゃんはいないし、私は裸のままだ。

薫ちゃんのベッドでうーんと伸びをしてみると、

少し、下腹部に違和感があるけど、起きられそうだ。

昨日は急な展開で、薫ちゃんに抱かれたけど、

もちろん後悔はない。



やっと恋人になれた。とホッとして、にやけてしまう。

薫ちゃんは何度も愛してると言って、くちづけをしてくれた。

薫ちゃんの腕の中で深く眠って、また次の朝を迎えることができる。

そうして、どんどん恋人になっていくんだ。




スマホには薫ちゃんから

「身体は大丈夫?今日はゆっくりして。早く会いたい。」

とメッセージが届いていた。

私はとても嬉しくて、鼻歌を歌いながら、シャワーを浴びに行った。

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