空飛ぶ白い羽


「じ、じゃあ?」


「これ」




「私の生徒手帳!」



「今日拾い忘れてたから」


「すいません!

わざわざありがとうございます!!」


あーかわいいなぁー

やっぱり


「大丈夫だよ

まぁいい運動にはなったかな」


―――ッ


「本当にすいませんでした!

逃げてしまってすいません。

お詫びなんでもします!!」



ウルウルとした上目遣い...



「羽魅ちゃん、

ほかの男にそんな顔で同じこといっちゃだめだよ?

これ約束」


「―ふぅ?

はい、わかりました」





本当にわかってるのかなぁ...」


「何か言いましたか?」


「いや、なんでもないよ」


ヨシヨシ


なんだかとってもよしよししたくなった




< 27 / 30 >

この作品をシェア

pagetop