熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「ファイサルは?本気なの?」
千紗が尋ねる。

「冗談だって思える
余地はある?」
もう、分からなくなってきた。

私もそのことについては、
いろいろ考えた。

「だって、中東で、
かなりの数のビジネスを手掛けて、
桁外れのお金持ちなのよ。

それに、ファイサルは、
どこの国に行っても
王族として特別待遇を受けるでしょう。

王妃になるなら、
ハリウッド女優くらい
美人じゃないと。

あんたみたいな
普通の女の子じゃ、おつきの人みたい
つり合いが取れないでしょう」

「うん」
「それに、ファイサルのあの容姿。
前も目立ってたけど、
6年経ってどう?格好良くなってた?」

「そりゃ、もう。素敵よ。
再会して驚いちゃった。
話しかけられて分からなかったくらい」

「前に見たことがあるわ。
彼が民族衣装着て、
写ってる写真が出回ってたわね。

ネットで話題になってたよ。
なぜかイケメン王子って、
見出しが付けられてたね」

「ふ~ん」

「ああいうの見ると、
ハリウッドの俳優とは違う
オーラ―みたいなものがあるね。

本物のプリンスって存在が、
そう思わせてるのかもしれないけど」
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