熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
池山さんが今日の便で、
成田に到着する予定だという話を
聞きつけ、彼と待ち合わせした。

「夏の合宿以来ですね」
半年以上は前のことだ。

私と池山さんは、年に一回、
所属した大学の旅行サークルの後輩たちに
つきあって、夏合宿に参加してきた。

「ああ、半年は経ってるな。
もうそんなになるかな。そっか」

天井を仰ぎ見る池山さん。

池山さんは、長いフライトで疲れたのか、
両手で顔を覆った。

「はい」
6年経っても、
池山さんは落ち着いた
大人の雰囲気を持っている。

「日本が恋しかったよ。
それに、君にも会いたいと
思ってたし。どう?仕事は順調?」

人懐っこい笑み。

相変わらず、魅力的な人。

「はい、と言いたいところですけど……
そうもいかなくて」
ファイサルのこと、
何て言おうかと考えていた。

「俺に会いに来たのは、そういう理由?」
「ええ、それもあります」

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