熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~

彼は、しばらく考え込んでいた。
「それは、不動産屋が決めたのか?」
「決めた?えっと、契約のことね?」

そうよ無理よ。
ちゃんと契約して決めたんだもの。
変えられないのよ法律は。
よかった。さすがに無理だろう。

納得してくれたのかな?
諦めてくれればいいんだけど。

「不動産屋だけじゃなくて、
持ち主、オーナーさんが
そう決めたんだと思うわ」
だから、ルールを変えるなんて無理ですから。

「そうか、オーナーか。分かった。考えておく」
考えておく?

これでも、諦めないの?
「えっと、それで、私のツアーの方は……」

どうなっちゃうの?
私、まだ仕事に行けないの?

「膝枕だ」
ファイサルがニヤッと笑った。

「はあ?」
「私は、君にいつでも膝枕をさせる権利を要求する」

「膝枕をさせる権利って、何ですかそれ。
もう、わかった。いいわ。それでも。
じゃあ、女性だけならツアーに出てもいいのね」


「そのかわり、必ず、膝枕ね」
< 127 / 295 >

この作品をシェア

pagetop