熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
彼は、しばらく考え込んでいた。
「それは、不動産屋が決めたのか?」
「決めた?えっと、契約のことね?」
そうよ無理よ。
ちゃんと契約して決めたんだもの。
変えられないのよ法律は。
よかった。さすがに無理だろう。
納得してくれたのかな?
諦めてくれればいいんだけど。
「不動産屋だけじゃなくて、
持ち主、オーナーさんが
そう決めたんだと思うわ」
だから、ルールを変えるなんて無理ですから。
「そうか、オーナーか。分かった。考えておく」
考えておく?
これでも、諦めないの?
「えっと、それで、私のツアーの方は……」
どうなっちゃうの?
私、まだ仕事に行けないの?
「膝枕だ」
ファイサルがニヤッと笑った。
「はあ?」
「私は、君にいつでも膝枕をさせる権利を要求する」
「膝枕をさせる権利って、何ですかそれ。
もう、わかった。いいわ。それでも。
じゃあ、女性だけならツアーに出てもいいのね」
「そのかわり、必ず、膝枕ね」