熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
確かに抗えないほどの魅力がある。


端正な顔立ち。
浅黒い肌、堀が深くて、
外国人のようだけど。

どこか懐かしい感じがするのは、
あなたの中に
半分日本人の血が流れているから。
人の中にいても頭1つ分背が高くて。

何もしなくても目立ってしまう。

普段の彼は、その目立つ容姿が迷惑だと
言わんばかりに、
身をかがめて下を向いている。


人にいうことを聞かせる才能については、
きっと生まれた時から凄かったに違いないわね。

赤ちゃんの時でさえ、
どれだけ周りの人を虜にしてきたのか
想像がつくもの。

ニコッと笑ってしまえば、
どんなものだって
手に入れられたと思うわ。

十代の頃は、どうだったの?

女の子はきっと、
『キスしてもいいかな』なんて聞かれる前に、
あなたの毒気のような魔力にかかって
動けなくなってしまうのよ。

ずっと、あなたの魔力にかかったままで
いられればいいんだけど。


ここは、冷静にならなければならない。

私は、心を落ち着かせた。

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