熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
彼は、アメリカでもビジネスを勉強し、
日本にも留学しているから、
それぞれの国の事情にも詳しい。
商売1つするにも、
アラブでは日本のようには行かない。
仕事の仕方も、
日本に比べればルーズな土地柄であって、
時間通りに事が進まない。
半分日本人の彼は、
アラブ人であっても、
日本人のように律儀に働く。
時間に正確だし、
契約内容をきちんと理解しコミニュケーション能力も高い。
それだけでも、
外国人の投資家やビジネスマンは、
ファイサルと取引をしたがる。
池山さんがそう言っていた。
彼は、日本の企業と中東の政府系機関や
会社との間に入って、
莫大なコンサルタント料をもらっている。
ビジャールは小さな国だけれど、
いろんな経済政策で、中東でも先端を行っている。
ビジャール国政府が、
企業の税金を低くしたり、
優遇措置を取ったりして、
ビジネスをしやすくしている。
彼は、外国の企業と
ビジャール政府の橋渡しを行う。
ファイサルは、
単なる王族の王子様ではなく、
ビジネスマンとしても優秀で、
彼が稼ぎ出す収入は、
数千億円という桁違いのお金なのだ。
まあ、ホテルで暮らしたところで、
彼らにとってはどうでもいい金額なのだ。