熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
彼は、グリーンカレーと
タイ風のサラダを注文した。

「美夜も食べるか?」

池山さんは、お腹いっぱいだから、
いらないという私の答えを無視して
器に盛りつけた。

「なかなか美味しいよ、これ。
本当に、カレーについては
いろんな国のカレーを食べるけど、
タイカレーは本当に美味しいな」

「ずっと中東に行ってたのに?」

「ああ、向こうの料理もいいけどね。
日本に帰ってくると
どうしても違うものが食べたくなる」

「池山さん、食いしん坊でしたよね」
「君もだろう?」

「ええ、だからガイドになったんです」

「美夜……」

「もう、気にしてないって
言ってるでしょう?」

「君は気にしてなくても、俺が気にしてる。
それに、6年前のことずっと後悔してるんだ」

すっと、彼の指が伸びて来て私の手を包む。

強引ではなく、
引っ込めたら逃げられるくらい優しかった。
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