熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~


彼は、自分はお酒を飲まないけれど、
美夜先輩は飲んでくださいとメニューを渡してくれた。

メニューを見ても、
どうしていいのか分からない。

ファイサルが、店の人を呼んでくれると、
お酒の注文を取りに来てくれた。

「コースなら。
最初にシャンパンがよろしいかと思います。
次に、お料理に合わせて
白ワインなどいかがでしょうか?

最後は赤ワインをお持ちします」
彼は、店の人に案内されるまま頼んでしまった。

「では、それで」それでって、お酒多くない?

「ファイサルお酒は私一人なんだから、
そんなに注文しないでよ」
ただでさえ、インペリアルの食事だけでも
目が飛び出る値段だ。

ワインなんてお任せすると、
飛び出るのは、目玉だけじゃ済まなくなる。

「私はお酒をたしなみませんので、
美夜先輩一人で頑張ってください」
彼は、本当にお酒を一滴も飲まない。

「ちょっと、無理だって」

「残ったら、
部屋に持ってきてもらえばいいですよ。
ね、だから遠慮なく」

にっこり笑って、軽く拒否する。

そういうところは変わってないか。

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